犬種「豆柴」の登録ガイド
1.「豆柴」とは
●血統書の犬種欄が「豆柴」、犬種コードはJSMと表記されている。
●先祖犬 1~6 の欄に体高**㎝と記載されている。
2. 「豆柴」に犬種変更できるもの
●血統書の犬種が柴犬で、先祖犬 1~6 に体高**㎝、マイクロチップナンバーが記載されている。
一胎子申請書の裏面(青字)の登録証明等申込書の〇犬種変更を丸で囲み、内容欄にその旨を記入し、プレミアム血統書の欄および豆柴認定サイズを記入して、所属クラブへ申請してください。
3. 繁殖に用いる豆柴はプレミアム血統書
プレミアム血統書発行の三大条件とは、
1.マイクロチップ装着、
2.GM1遺伝子検査クリア、
3.豆柴認定審査合格。
プレミアム血統書とは、マイクロチップナンバー、GM1CLR(クリア)の赤いマーク、体高が記載されている血統書です。プレミアム血統書同士の交配でないと、仔犬の血統書は発行できません。
4. マイクロチップ装着は必須。血統書にマイクロチップナンバーを記載
未審査の豆柴、および犬種「豆柴」への犬種変更を予定している柴犬にはマイクロチップ装着が義務となっています。
血統書にマイクロチップナンバーを記載する場合は、獣医師が発行している装着証明書 (コピー可)もしくは、環境省マイクロチップ登録証明書コピーを添付してください。
※バーコードシールのみ、ナンバーが手書き、獣医師署名なし、血統書内容と照合できないものは、すべて不可となります。
- 発行されている血統書にマイクロチップナンバーを記載する場合(料金1件 1100 円)
血統書原本にマイクロチップ装着証明書もしくは、登録証明書コピーを添付し、申請してください。 - 一胎子犬登録と同時に仔犬の血統書にマイクロチップナンバーを記載する場合
・仔犬名を先に付ける。(一胎子登録申請書犬名欄)
・装着証明書と仔犬名を一致させる。(マイクロチップ装着証明書)
上記の2つの条件を揃えてお申込みください。
料金は一胎子申請1件(登録犬数に関わらず)1100 円です。
5. GM1ガングリオシドーシス遺伝子検査
豆柴繁殖の母犬、父犬ともに、GM1遺伝子検査が必要です。両親犬が未検査だと仔犬の血統書の発行はできません。
6. 不安になったら調査依頼申請
自分が所有している犬種「柴犬」(豆柴認定犬)について、犬種変更で犬種「豆柴」にすることができるのかがわからない、などを確認したい場合は、調査依頼書に記載の上、所属クラブまでお申し込みください。(犬種変更できるかどうかの調査は1件につき1100円)
電話、ファクス、メール等によるお問い合わせには一切お応えできませんので、ご了承ください。
7. 最初から「豆柴」の血統書を発行できる条件
●犬種が「豆柴」であり、かつ体高**cm と記載されている親犬同士による交配。
※注意──父母の犬種が「豆柴」同士であっても、一方が検寸されていなければ、仔犬は柴犬になります。
父母どちらかの犬種が柴犬の場合も、仔犬は柴犬になります。
8. 注意すること
●豆柴認定と記載されている血統書の犬種は「柴犬」です。 豆柴認定というのは犬種「豆柴」ではありません。
※注意──犬種「豆柴」の血統書では(豆柴認定**㎝)の記載はなくなり、体高値(**㎝)のみ 記載されます。
豆柴認定犬同士の交配で生まれる仔犬の犬種は「柴犬」です。
9. 誤解の多い用語についての説明
●豆柴認定審査……審査犬が純血種で健全な柴犬で、体高が認定基準の雄 34 ㎝、雌 32 ㎝以下で
あることを実測して合否を判定する審査です。「認定審査合格」=即、犬種「豆柴」になることはありません。
●犬種変更申請……犬種「豆柴」になる条件が整っても犬種が「豆柴」に自動的に変わることはありません。
「柴犬」から「豆柴」に変える犬種変更の申請が必要です。(一胎子申請用紙の裏面にある犬種変更に記載──上記②の※印を参照)
●マイクロチップ……「豆柴」への犬種変更の登録および最初から「豆柴」の認定合格申請時にはマイクロチップ装着証明書が必要です。
(獣医師のサイン、マイクロチップナンバーが記載されている証明書(コピー可)を添付)
●GM1ガングリオシドーシス遺伝子検査……豆柴(未審査)、柴犬(豆柴認定犬未審査)の両親犬は、
GM1ガングリオシドーシス遺伝子検査が必要です。(検査機関の発行する検査結果書類(コピー可)を添付)
●(未審査 )……認定審査は生後 1 年経過後でないと受けられないので、生まれた「豆柴」 の仔犬はすべて未審査となっています。
「豆柴」に関する登録申請についてのご注意(必ずお読みください)
- 「日本豆柴犬協会(NMSA)」はKCジャパンとは一切関係ありません。 この団体から発行された血統書は、いかなる理由があってもKCジャパンでは取扱い不可です。
- 雄犬雌犬の最初の交配は、生後8カ月と1日以降からです。雌犬の交配間隔は4カ月以上です。
- 遺伝子検査(GM1ガングリオシドーシス)について
豆柴(未審査)、柴犬(豆柴認定犬未審査)の両親犬は、GM1ガングリオシドーシス遺伝子検査が必要となります。
※両親犬が未検査の場合、仔犬の血統書を発行することはできませんので、ご注意ください。
※犬種変更の際も、両親犬が未検査の場合は犬種を豆柴に変更することはできません。
申請方法は、一胎子申請の際に、検査機関の発行する検査結果書類(コピー可)を血統書原本に添えて提出してください(プレミアム血統書登録料3200円)。クリア同士、クリア×キャリアの場合のみ仔犬の血統が発行されます。 ※クリア×キャリアの交配で産まれた仔犬には、繁殖に使わない旨の繁殖条件不可がつきます。 - 豆柴、柴犬(豆柴認定合格)で、繁殖させる親犬にプレミアム血統書を発行されるための手順と条件
1.マイクロチップ装着、2.GM1遺伝子検査クリア、3.豆柴認定審査合格、以上3つの条件を満たしており、マイクロチップ装着、GM1遺伝子検査クリア、それぞれの証明書(コピー可)を添付して、プレミアム血統書登録申請(登録料 3200 円)をすると、プレミアム血統書(遺伝子検査GM1CLR(クリア)のマークが印字された血統書)が発行されます。
(プレミアム血統同士の繁殖による一胎子は、GM1遺伝病発症のリスクのない仔犬です) - 一胎子登録の豆柴・柴犬は、母犬と仔犬(頭数、毛色が確認できる)が一緒に写っている写真を添付してください。
- 仔犬の追加登録申請は廃止されています。一胎子申請時に生まれたすべての仔犬を一括申請してください。いかなる事情でも後から仔犬の追加登録はできません。
- 血統書を再発行したが、最初の血統書が見つかった場合は、速やかに登録部に返却してください。再々発行をするには、書面による再々発行依頼と登録事業部長の承諾が必要となります。また、確認作業等により発行に1カ月以上を要します。
- 一胎子登録の仔犬について誕生日訂正ができる期間は、訂正前の誕生日から前後3カ月以内です。繁殖履歴に不整合なきよう、繁殖歴は繁殖者自身が常に管理してください。
- 申請についてはすべて所属クラブに申請書類に料金を添えて提出してください。 会員から申請を受けたクラブ長は、申請内容に記入漏れや間違いがないかを確認の上遅滞なく(10 日以内)登録部に料金とともにお送りください。
- 事務局ではEメールやFAXでの申請受付は一切受け付けておりません。必ず郵送でお送りください。郵送以外のメール便の場合、届かなかったり紛失したりする事故が発生しているのでご利用は避けてください。
- 同日受付の申請は、特別な理由がない限り、同じ日に発行・発送しています。血統書が届きましたら、直ちに、枚数など間違いがないかをご確認ください。日にちが経ってからの問い合わせにはお応えできませんので、ご了承ください。
- 会報誌『パートナー犬』には、登録申請方法、条件、規定の改定など、最新の重要なお知らせが記載されています。必ずお読みください。また、会報誌を確実にお手元にお届けするためにも、住所や連絡先の変更等は速やかに書面にて所属クラブおよび事務局にお届け出ください。